VS Code 用の無料 GitHub Copilot
2024年12月にGitHub Copilotの無料利用プランが出ました。
- 無料プランではコード補完は 1 か月あたり 2,000 回に制限されています。
- Copilot Chat のチャット メッセージは 1 か月あたり 50 回に制限されています。 この制限には、Copilot in the CLI の使用、VS Code と Visual Studio での標準および複数ファイル編集チャットの両方が含まれます。 これらの制限に達した場合は、Copilot Pro にアップグレードして、引き続き Copilot を使用できます。
試してみたので、以下に導入と基本の使い方をメモしておきます。
参考: GitHub Docs
Visual Studio Codeのダウンロード
Visual Studio Codeがない場合はこちらから。
VS CodeにGitHub Copilot を追加する
前提:GitHubのアカウントがなければ作成しておく
1. 拡張機能で検索して追加
- GitHub Copilot
- GitHub Copilot Chat(GitHub Copilotを入れると自動で追加される)

2. Visual Studio Codeを再起動し、GitHubアカウントでCopilotにログイン
無事に連携できたら、上部にCopilotアイコンが出ているはずです。
アイコン右の V をクリックするとメニューが出ます。

Copilotの設定
アイコンをクリックして出たメニューの「Copilot設定を管理」で、GitHubアカウントの Copilot Settingページがブラウザで開きます。
ここで各種設定が出来ます。
自分のソースコードを学習させない設定
AIの学習に自分のソースコード利用しないよう設定するには、「Copilot設定を管理」の画面で
Allow GitHub to use my data for AI model training を
Disabled に設定します。

コード補完
Copilot in VS Code には、2 種類の提案があります。
- コード補完。 Copilot により、入力時にコーディングの提案が提供されます。 またコメント内で実行する操作を記述するとCopilotでコードが提案されます。
- 次の編集候補 (パブリック プレビュー)。 行っている編集に基づいて、Copilot により、次に行う可能性のある編集の場所が予測され、その補完が提案されます。
入力時のコード補完
例えばUnityのC#スクリプトで、
private v
「private v 」 まで入力すると以下のように候補が表示されます。

補完されたコードを使う方法
- このままでよければ [Tab] で確定します。
- 提案されたコードの単語や行のみ採用したいなら、提案されたコードにカーソルをあてると単語や行を選択することができます。
カーソルをあてると「承諾 単語を採用する …」が表示される

コード補完のキーボードショートカット
キーボードショートカットは以下の通りです。
全て受け入れる | Tab |
次の単語を受け入れる | Command (⌘) + → |
確定した単語を元に戻す | Command (⌘) + ← |
提案を全て拒否 Esc | Esc |
次の提案を見る | Option (⌥) + ] |
以前の提案に戻る | Option (⌥) + [ |
複数の提案を別ウィンドウに表示 | Ctrl +Enter |
コメントからコードの提案
コメントで書きたいコードの指示を出すと提案をしてくれます。
例えば、以下のように書き、
// write a start function
Enterボタンを押すと、Start関数が提案されます。これでよければ [Tab] で確定します。

なお、コメントは日本語でも大丈夫です。
チャット
上部のCopilotアイコンをクリックするとチャット形式で質問や指示ができます。
また、回答にどのAIを使うか選択できます。

インライン チャット [⌘]+[I]
コードの中の質問したい箇所を選択し、インライン チャット [⌘]+[I] で質問できます。
チャット機能を試してみた
Copilotのチャットを開き、「ボタンをクリックすると変数myNumが1ずつ増えるプログラムを教えて」と質問してみました。
出てきた回答は以下の通り

またコード画面では以下のようにコメント付きでコードが追加されており、それぞれ承諾するか否か、選択することができます。

関数名の候補を出してくれる
自分で書いた適当な関数名を選択し、F2を押すと関数名の候補をあげてくれます。

Copilotの補完機能をオフにする方法
ちょっと、補完が邪魔なんだけど!という時もあります。その場合は一時的にオフにすることができます。
Copilotアイコン右の V をクリックしメニュー から Configure Code Completions をクリック

さらに出てきたメニューから Disable Completions または Disable Completions for “csharp”(Unityの場合)を選択

以上、GitHub Copilotの導入と基本の使い方でした。
お役に立てると幸いです。

まだ導入したばかりで使いこなすには慣れが必要だとおもいますが、しばらく触ってみたいと思います。
さて、ここからは実際にVS CodeでCopilot を使ってみます。