ヘナ染め・おすすめのヘナと染め方、と注意

頭皮がカラー剤に弱いため、10年以上ヘナで染めていました。セルフ(自宅染め)です。

ヘナとは

ヘナは植物の葉から出来た染料です。

粉末をぬるま湯でとき、ペースト状にして髪に塗り白髪を染めます。

ヘナ100%だとオレンジ色のような赤茶になるので、インディゴ(木藍)と混ぜたものを使うことが多いです。配合の割合によって染め上がりの色合いが変わります。ヘナ+インディゴも100%植物性です。

ヘナ染めのメリット

  • 化学系のカラー剤と違って、髪にも頭皮にもやさしい(肌の弱い私でもぐりぐり塗りたくって地肌についても大丈夫)
  • 髪にハリとコシがでる

ヘナ染めのデメリット

  • 植物の粉なので、染める時にはよもぎのような独特の匂いがある
  • 染めるのに時間がかかる(40分程度おく必要がある)
  • 色の種類に限界がある(黒髪の部分をそれ以上薄い色に染めることはできない)

時間はかかるけど、何といっても髪にも地肌にも良いのがヘナにした理由です

おすすめのヘナ

いろんなヘナを試した結果、一番使いやすく、つい最近まで長く使っていたのが、Naiad(ナイアード) ヘナ+木藍 です。染まりやすく匂いが控えめ。

ナイアードのヘナなら色味を調整するために茶系と黒茶系を混ぜて使用することもできます。

私自身はずっと茶系を使っていましたが、白髪の量が増えてくるとヘナの赤みが強い気がしたので最近は黒茶系を混ぜて使っていました。

次にしっかり染める方法とコツ、注意をお伝えします

しっかり染める方法

用意するもの

  • 粉をとく用の容器(タッパ)
  • 使い捨て手袋
  • ラップ

あるとよいもの

  • アルミキャップ(使い捨てのビニルタイプのものより保温性が高いです。洗って繰り返し使えるよ)
  • 小さい泡立て器(100均にあります)

染め方

  1. 髪を濡らす(ヘナ後はシャンプーを使わないので先にシャンプーを済ませて軽くタオルドライ)
  2. お風呂のお湯程度のぬるま湯(45度くらい)で粉をとき、マヨネーズくらいの硬さにする(100均の小さい泡立て器とタッパを使用)
  3. 使い捨てのビニル手袋をはめて手で直に髪に塗っていく。地肌近くからしっかり塗り込むように。(カラー剤についてくるハケ櫛の細い部分を髪を分けるのに使うと便利です)
  4. 塗り終わったら髪にラップを巻き、上からドライヤーで熱を与える
  5. アルミキャップをかぶり、40分おく(時間をおきすぎるとヘナの赤みが強くなります)
  6. シャンプーは使わず、お湯洗いでペーストを洗い流す。リンス、コンディショナー、トリートメントは染めて3日間は使わないこと!
  7. 洗い流したあとはかるくタオルドライし、タオルをぬらしてレンチンしたホットタオルを頭にまき、アルミキャップをかぶり10分おく(髪を濡らした状態であたためるためです)
  8. ドライヤーで乾かす

ワンポイント

  • 地肌についても問題ないので手で塗った方がハケより短時間でしっかり塗りこめます(手袋はしましょうね!)また、塗った後にクシで伸ばしたりしないように(ペーストがとれてしまうよ)
  • 粉をとくお湯の温度は熱すぎないこと
  • 綺麗な発色には保湿と保温が大事なので、40分の待ち時間に温かい飲み物を飲んだり、浴槽に使ったりすると良いです。
  • ホットタオルは水で濡らしたタオルをかるくしぼりレンジで1分ほど。あっつあつなので気をつけましょう。
  • 洗い流したあとホットタオルでまかない場合は、すぐにドライヤーを使わず自然乾燥で。綺麗な発色のために水分と温度が必要なためです。

今はヘナ染めをお休みしています

つい最近ヘナ染めを一旦やめました。

一旦、というのは今後どうするかまだ決めていないからです。

やめた理由は「白髪が増えすぎた為」

ヘナ染めは色の幅が限られているため、また私は赤みの強い色にしたくなかったので比較的暗い色合いにしていたのですが、白髪が増えすぎると伸びた時の白髪と染めた部分の色の差が強く目立つようになってきました。

二週間に一度は染めないと気になる程度だったので、一旦ヘナ染めをお休みして、今後どうするか考えているところです。

美容師さんによると、最近のカラー剤は頭皮にもやさしいですよ、とのことですが、まだ決めかねています

ヘナの注意

セルフヘナを長く続けていると、ブリーチが効かなくなります。

つい最近知りました。

髪のケラチンタンパク質とイオン結合して染まっているヘナは、ブリーチで脱色しても落とされることなく髪に残ります。

ナイアード公式:https://www.naiad.co.jp/blog/archives/6385

美容師さんも知らなかったらしく、ブリーチした髪は緑になりました。

ヘナの後にブリーチをして、緑やオレンジのカラーを楽しむこともできますが、せっかくヘナで健康な髪をキープできているので、ブリーチはしない方が良いと思います。(髪がだいぶ傷んだよ)

ブリーチが効かないという思わぬ落とし穴はありましたが、10年以上ヘナで白髪染めをしてきて、「面倒」以外の不満はなかったです。

白髪が気になってきたけど肌が弱くて強いカラー剤を使いたくないという方にはおすすめです


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