ビルの街にプチ移住して半年足らず、歩いて行ける距離に図書館を見つけたのでせっせと通っています。コロナ禍では図書館に全く行かなかったので久しぶりです。
「騎士団長殺し」村上春樹
先月、新刊の「街とその不確かな壁」を読んだので、久しぶりに過去の村上作品を読み返しています。初期の頃の作品に比べると、繰り返し読んだ回数が少ないので内容をけっこう忘れており、新鮮な気持ちで読めました。
「虚ろな十字架」東野圭吾
久しぶりの東野圭吾。相変わらず展開がドラマチックでやめ時が分からず、一気読みしました。ただ最後がちょっとバタバタっと種明かし的なかんじでやや物足りなかったです。
「九十歳。何がめでたい」佐藤愛子
10代の頃、佐藤愛子さんの本が家に何冊もありよく読んでました。お年を召されてもパワフルにお過ごしで、何となくほっとします。ワンちゃんのくだりが良かった。
「痛い靴のはき方」益田ミリ
益田ミリさんの漫画は一時期ハマって何冊も読んだのですが、先日本棚を見てみたら一冊もなかった。どうやらいつの間にか売ってしまっていたようです。こちらは漫画ではなくエッセイ。漫画と同じくサクッと読めます。
「強運の持ち主」瀬尾まいこ
OLをやめて占い師になった主人公ルイーズ吉田こと吉田幸子とお客さんの話。いくつかの短編に分かれているので読みやすかったです。
「まにまに」西加奈子
西加奈子さんは読んだことがないのでエッセイから。大阪出身とのことでバリバリ大阪弁で親近感。後半の音楽の話は私の好みとは違う方面なので、もひとつのめりこめず。
「いい女、普段ブッ散らかしており」阿川佐和子
結婚前と結婚後のエッセイ。お父様のお葬式についてなど。若い頃のエッセイをたくさん読んでいたので、あぁもう還暦を過ぎておられるのだなと自分の年と合わせて感慨深い。内容は昔の印象通り。
5月の読書記録 めもめも