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ChatGPTのメモリ機能とは
ChatGPTの「メモリ(Memory)」とは、AIがユーザーの情報を覚え、今後の会話に活かすための新機能です。
たとえばユーザーが「私は英語を勉強しています」と伝えると、次回以降の会話でもその情報を踏まえて応答してくれます。
単なる履歴保存ではなく、「AIがあなたを理解し続けるための記録」が行われる点が特徴です。
これは「プロジェクトの設定」や「設定>パーソナライズ」で自分で設定するものとは別のものです。

便利な一方、ちょっと怖い気もしますね
メモリに記録される内容
ChatGPTのメモリには、次のような情報が保存される場合があります。
- 名前や呼ばれ方
- 興味や関心分野
- 回答スタイルの好み
- 会話の中で繰り返し出てくる事実
これらをもとにChatGPTは、より一貫性のある会話や提案を行うようになります。
無料版でも使える?
2025年現在、OpenAIはこのメモリ機能を無料ユーザーにも段階的に提供中です。
ただし、無料版と有料版(Plus / Proなど)には機能の差があります。
比較項目 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
メモリ機能の提供状況 | 順次展開中(一部アカウントのみ) | 標準で利用可能 |
記憶の範囲 | 保存メモリ中心・浅め | 長期・詳細な記憶が可能 |
管理方法 | 手動で削除可 | 手動+自動整理 |
履歴参照 | 最新履歴に限定 | 過去会話も柔軟に参照 |
メモリ内容を確認する方法

ChatGPTをしばらく使ったら是非一度これをやってみましょう
ChatGPTに次のプロンプトを入力すると、現在どんな情報が記録されているかを確認できます。
すべての記録を確認する
私に関してプロンプトに記録されている全ての情報を教えてください。
特定分野のみ確認する
私に関して記録されている"~~~~"に関する情報を教えてください。
記録を削除する
以下の情報を忘れてください:
- (削除したい内容)
記録を更新する
以下の情報を更新してください:
- (新しい内容)
メモリ機能を安全に使う
OpenAIは、ユーザーが削除を指示した情報を完全に消去すると明言しています。
また、メモリ機能は自動的に増え続けるわけではなく、必要に応じてAIが要約・整理する仕組みです。
設定画面からも「メモリをすべてリセット」または「メモリを一時的に無効化」することができます。
- 定期的に確認する:どんな情報が保存されているか、月1回程度チェック。
- 不要な情報は削除:古い設定や不要な情報はすぐに削除。
- 共有内容に注意:プライベート情報は入力しない。

私は時々確認して、削除や更新するようにしています
ChatGPTにはメモリ機能があり、ユーザーに関する情報を保存していることがあります。