読書記録　2023年6月

６月の読書記録　めもめも

読みたい本が山積みなのですが、引越しのバタバタで思うように読書がすすまず。

contents -目次-

「五年前の忘れ物」益田ミリ

益田ミリさんの短編集。マンガやエッセイと同じくモノの見方が独特でいいです。ちょっとせつなかったり毒があったり。

五年前の忘れ物 (講談社文庫)

講談社

「ハグとナガラ」原田マハ

学生時代からの友人（女性）二人の40代〜50代の二人旅の短編集。二人とも独身で仕事を持ち、母親との関係や仕事などその時々で各々何かしらの問題に向き合っている。全部を報告しあうわけではないけど、程よい距離感でお互いを思いやれる関係、よいですね。環境は違っても近い年頃なので共感できることも多々あり。

ハグとナガラ (文春文庫は 40-5)

文藝春秋

「ふる」西加奈子

西加奈子さんの小説を読むのはこれが初めて。AVのモザイクをかけるのが仕事の20代の女の子が主人公（そんな仕事があるんだねぇ）。子供の頃から謎の「しろいもの」が見えたり、「新田人生」という男に主人公の人生の中でたびたび出会ったり（象徴であり実際は別人）。「結局アレは何だったのか？！」というのは読み手任せということなのかな。ストーリーは時代が前後したり、作りはとても面白かったです。また別の本も読んでみたい。