映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』見てきました

祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つけて・・・。

公式サイトより:https://gaga.ne.jp/fujisan_and_coffee/

キャスト

豆原一成(JO1): 安藤拓磨 役

市毛良枝 :文子 役

酒井美紀 :安藤綾 役

八木莉可子 :大石紗季 役(拓磨の恋人)

長塚京三:文子の夫

ネタバレなし感想

(以下、役名ではなく、俳優さんの名前で書いています。あしからず)

映画館は、かなりすいていました。観客の年齢層はかなり高め。私と同年代らしい女性とお母様の二人組や、さらに年配のご夫婦など。

20代らしき人も少しはいましたが、おそらく、主役の豆原一成さんのファンの方なんでしょうね。JO1というボーイズグループの最年少の方だそうです。まつ毛がびっしりと濃くて可愛らしく、自然な演技で素敵な方でした。

豆原さん演じる大学生の孫は、ちょっと頼りなげではあるけれど優しいいい孫です。(私もあんな孫が欲しいなー)。祖母である市毛さんがついクラスメートの前で「たっくん」呼びしたり、お母さんにはまだ内緒のことをバラしてしまったりするあたりでは、ご年配の観客から笑いが起きていました。あるあるだったんでしょうねぇ。それでもプリプリ怒ったりはしない、優しい孫。

市毛さんは映画主演が何と44年ぶり(!)なんだそうです。

映画の市毛さんは非常に可愛らしかったです。(実年齢は75歳だそうです)ずっと専業主婦で、夫を亡くし一人暮らしになっても丁寧な暮らしをしている優しく穏やかなおばあちゃんの役です。

そして服がよく似合っていて可愛かった。ピンクや黄色といった明るめの洋服が多く、フリルの襟のブラウスやスカートにローヒールなど、こんな可愛い75歳になりたいなーと(私には似合わないけど)思いました。

市毛さんの娘さん役が酒井美紀さん。バリバリ働いているシングルマザーです。何かと娘に見方してくれた父親(長塚京三さんー映画開始の時点で亡くなっている設定)とは逆に、母親である市毛さんとはあまりうまくいっていない様子。

孫には理解がある優しい祖母なんですが、母と娘となると難しい時もあるのですよね。昔のことを言っても仕方ないんだけど、「(お母さんは)あの時ああだったじゃない!!」みたいなね。怒りもあり悲しみもあり。娘としてはつい母に厳しくなってしまうのですよね。(おそらく逆もまたしかり)

映画全般を通して、無駄なシーンがなく、すっきりと見やすくまとめられていました。泣けるところもありましたが、夫を亡くして間もないという設定のわりには悲壮感がなかったのも見やすかったと思います。良い映画でした。おすすめ。

予告編にも出てきますが、主人公(市毛良枝さん)の夫(長塚京三さん)が残した謎の数式は脱出ゲーム好きならピンと来るかも。


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