Google アナリティクスでリファラースパムを除外する方法

リファラースパムとは

リファラースパムとは、ウェブサイトのアクセス解析ツールに偽の参照元情報を送り込み、アクセス解析のデータを歪ませる迷惑行為です。主な目的は、サイト管理者に怪しいサイトへアクセスさせたり、特定のサイトの集客を増やすことです。この行為により、正確なアクセス分析ができなくなり、サーバーに負担がかかるほか、マルウェア感染のリスクも生じます。

つまりどういうことかというと、

  • ウェブサイトの運営者がアナリティクスを見る
  • 急にアクセスが増えているなど普段と違う統計
  • 参照元URLを確認する
  • サイトを見に行くとスパムサイト(!!)

というサイト運営者には非常に迷惑なスパムです。

自社サイトへの誘導のみを目的とする場合もありますが、参照元サイトに行ったりリンクをクリックしたりすることでマルウェア感染のリスクもあります。怪しげなURLは開けないようにしましょう。

どのようなアクセスが不正か?確認方法は?

GA4のレポートに突然現れて、高い直帰率(100%に近い場合が多い)、セッション時間が極端に短い、などの特徴を持つことが多いです。

怪しい場合はGoogle GeminiなどのAIに確認してみると良いかもしれません。

例:Google アナリティクス referral で、参照元 ****** からの急なアクセス増加がありました。不正アクセスですか?また対処法はありますか?

回答:

Google アナリティクスで不正なアクセスを除外する方法

データストリームの「タグ設定」から参照元を除外する

  • GA4の管理画面から「データの収集と修正」>「データストリーム」をクリック。
  • 該当のデータストリーム(ウェブ)を選択。
  • 「Googleタグ」>「タグ設定を行う」をクリック。
  • 下部の「もっと見る」をクリックし、「除外する参照のリスト」を選択。
  • 「条件を追加」をクリックし、除外するドメインを入力して保存をクリック。

保存 を忘れずクリックしましょう

この設定を行うことで、除外したドメインからのアクセスはレポートの参照元から自動的に除外されるようになります。

[GA4] 既知の bot トラフィックの除外・ボットのフィルタリング

なお、過去には既知の ボットのフィルタリングをON OFFできる機能があったようですが、現在(2025.9)は自動的に除外されるようになっているため、ユーザーが設定する必要はありません。

Google アナリティクス 4 プロパティでは、既知の bot およびスパイダーによるトラフィックは自動的に除外されます。これにより、既知の bot によるイベントは、アナリティクスのデータから可能な限り排除されます。現時点では、既知の bot トラフィックの除外をオフにしたり、除外された既知の bot トラフィックの量を確認したりすることはできません。

https://support.google.com/analytics/answer/9888366?hl=ja

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