読書記録 2023年7月

7月の読書記録 めもめも

今月はスキマ時間に読むことが多かったので、長い小説よりもエッセイ多めになりました。

「なんでこうなるのッ?!」大宮エリー

一時テレビでよくお見かけした大宮エリーさん、どういう方かよく存じ上げなかったのですが、東大薬学部卒→電通→独立してドラマや舞台の脚本、映像の監督、作家、画家、コメンテーターなど幅広く活躍されているそうです。酔っ払って記憶なくしてカレーを作っていたお話(危険!)や海外での個展の話など。すごくエネルギッシュな方ですね。

「べらぼうくん」万城目 学

鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』の作家、万城目 学さんの大学受験から『鴨川ホルモー』で作家デビューするまでの青春期。学生時代に過ごした京都の街や、就職後の静岡の工場生活、東京の雑居ビルの管理人時代など、とても興味深く読みました。NECのワープロ「文豪」が個人的にはとても懐かしい!

「ザ・万字固め」万城目 学

「べらぼうくん」が面白かったので続けて万城目学さんのエッセイを。台湾でのファンイベントの話、ひょうたんを育て「全日本愛瓢会」に入会した話、震災後の2011年の東京電力株主総会に潜入した話など。どれもハズレなく面白い。

「向田邦子を読む」

解説に「向田邦子とその作品の魅力を語り尽くす、永久保存版の一冊」とあります。ご本人の著作もいくつか再録されています。面倒見がよく、気遣いが出来、常に芯がブレずしっかりしている素敵な女性だったんですね。長く生きておられたらどんな作品を書かれたでしょう。本の表紙を見て「美しい人だったんだなー」と思いました。その点についても妹さんが語っておられます。

「何がおかしい」佐藤愛子

図書館で予約する時に同じ作家さんのものをまとめて予約することが多いので「九十歳。何がめでたい」に引き続き佐藤愛子さんです。60代の頃に書かれたエッセイをまとめたもの。字がかなり大きく読みやすくなってます。いやしかし何とパワフルよ。

「古代ギリシャのリアル」藤村シシン

YouTubeの「ゲームさんぽ」で知った古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家の藤村シシンさん。動画もかなり面白かったですが、こちらも興味深いギリシャ情報がいっぱい詰まった本でした。(ところどころシシンさんのあの声で脳内再生しながら読んでました。)何となくは知っている所もあるギリシャ神話についても「へーっ!」と初めて聞く話がたくさん。面白かった!

ちなみに藤村シシンさんの出演されている動画はこちら。ゲームに興味がなくてもギリシャについてのお話が面白いのでぜひ。

夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業夏井いつき

こちらはkindle unlimitedで読み放題になっていたので借りてみました。

テレビ番組「プレバト!!」でお馴染みの夏井いつき先生が俳句初心者の若い編集者に俳句を教える対話形式で構成されています。初心者にもとても分かりやすい解説で、「季語」や「切れ字」を使って、実際に自分の感じたことをどうやって五七五にまとめるのか、この本を最後まで読むと何となく自分でも作れそうな気がします。(作ってはいない)

夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業夏井いつき

いつか作りたくなった時のためにとりあえずノートをとってありマス


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